ゆったり菜時記-2 苗づくり お風呂の湯を利用して発芽
2013-04-20 コラム ゆったり菜歳時記-2を転記します。
四月中旬になっても、わが家の畑にはまだ雪がたっぷり残っています。そんな中、苗づくりが、カボチャの種の発芽作業から始まりました。
10年前の移住当初、農家のおばあちゃんが、「昔は、玄米と一緒にお風呂に入った」と話すので、健康法かと思いきや「発芽させるのだよ」という返事。驚きました。それを参考に、わが家では野菜の種は温かいお風呂を利用して、発芽させることになりました。
今週初め、カボチャの種を半日ほど水に浸し、タッパーの中にぬれた布を敷いて並べました。ふたをしっかりと閉め、お風呂のお湯の上に浮かべて、二泊三日。見事に発芽しました。適温は、家族の入浴後のさめた温度ぐらいが良いようです。
最初、「沈没の悲劇」も発生。ふたのない容器に種を入れて湯に浮かべ、翌日、風呂のふたを開けたら湯船の底にありました。どうやらふたを閉めるはずみでひっくり返したようです。以来、きっちりとふたができるタッパーを使います。
発芽した種は、1粒ずつ優しくポットに埋めます。その時、「おいしい実をたくさん頼むな」と声を掛けています。種たちの声は「おやじさん次第だよ~」とリアル。ポットは、日当たりの良い出窓の台の上に並べます。しっかりした苗になるまで約1カ月かかります。
芽が出て、葉が出て、育っていく苗づくりの過程は、孫の成長を見るようで、私たち夫婦に楽しみと元気を与えてくれます。
種を水に浸して半日
発芽にはお風呂の中で2泊3日
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