ゆったり菜時記-15 冬大根の収穫 種から70日 太く真っ白
2013-11-02
初氷が張り、里はいよいよ冬支度に入りました。ご近所の軒下には、
漬物用にと大根がすだれのように下がります。わが家も大根の収穫に
入りました。
振り返れば、冬大根作りは、お盆明けから作業が始まりました。
農家の方からは「大根作りは、しっかりと土づくりをして、季節に合った
大根の種を選び、時季をずらさずにまくことが大事なんだよ」と教えて
いただきました。
畑の土をスコップで深く掘り起こしてから堆肥を混ぜ込み、ふかふかに
耕した畝を作り、約30㌢の間隔で3~5粒ずつまき、土をかぶせてから
水をやり、大きく育つようにと願いました。
種まきから収穫までの期間は70日前後で、収穫のタイミングは大根の
株元の白い部分が両手でつかめる程度に太くなったところで土から抜き
上げます。
大根は葉を両手で持ち、回しながら抜くとすぽっと抜けてくれます。
真っ白で太い大根をうれしそうに眺めていると「おじさん、何を考えて
いるの~」と大根が笑いながら私をからかうようです。
畑から抜いた大根は妻の手へ。一本一本洗われて、何本かは料理され
食卓に登場。さらに漬物用と冬の保存用とに分けられ、わが家の越冬食
として家計を助けてくれます。
春から始まった野菜作り。わが家の畑に残るは、白菜だけとなりました。
これも間もなく収穫されて今年の野菜作りは終わりを迎えます。そんなわ
けで「ゆったり菜時記」も次回が最終回となります。
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