ゆったり菜時記-5 カッコウの鳴き声 畑に苗を植える合図
更新日:2020年4月12日
2013-06-01
大雪山系の山麓でも、こずえからカッコウの声が聞こえてきました。
「カッコウが鳴いたら豆をまけ」と言われています。わが家の野菜
作りは自然まかせ。毎年、カッコウの鳴き声とともに苗を植え始めます。
まずは、畑の土のpH(酸性度)を測定します。土に刺す体温計のよう
な測定器を持っています。弱酸性だったので、今年は石灰による中和は
しないで、堆肥を畑全面にまき広げ、家庭用耕運機で耕します。整地し、
野菜を植える範囲に化成肥料(窒素8%・リン酸8%・カリ8%の比率)
を混ぜ込みました。
次ぎに畝を作り、周りに溝を掘ります。畝をマルチシートで覆い、
溝部分に土をかぶせて固定します。マルチは野菜用に4本と落花生用に
1本。必要なところに苗を支える支柱を組み立てて準備が完了です。
いよいよ苗を植えます。トマト、なす、キュウリに加え、トウモロコシ、
枝豆、スイカ、カボチャ、続いて、葉物のキャベツやレタスなどなど。
一本、一本、「しっかりと育ってくれよね」と言いながら植えていきます。
全て植えると、今年の作業はなんとなく終わった様な気になりますが、
実は、これからが本格的な野菜作り。おてんとさまのご機嫌をうかがい、
野菜たちとしっかり会話をしながら進めていきます。葉物用にはトンネル
も作りました。
畑の野菜たちの幸せは、毎朝、元気なおじさんの顔を見せ、しっかりと
育てて、おいしく食べることだろうと考えています。
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